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Markdown記法って何だ?導入や決済不要だし試す価値あり!

文章を構造化するマークアップ言語として、Markdown記法があります。シンプルな文章の記述方式で、対応しているサービスやアプリケーションが多いのも魅力です。Markdown記法が古くから利用されている一方で、さまざまなエディタやサービスが充実している今、一部には『今さらMarkdownは古い』という認識を持つ人もいるようです。しかし、使える範囲で使っていくのは今でも便利です。Markdown記法を運用業務に活用できないか、改めて考えてみましょう。

Markdown記法の基本

Markdown記法とは、マークアップの考え方を利用してテキストを構造的に書くための、文章の記述方式です。ルールに沿っていくつかの記号を利用するだけで、段落や見出しなどの構造を表現できます。
ルールは単純なので、最初にこれらを覚えておけば、あとは文章の内容にだけ集中できます。つまり『文章としての中身や構造を分かりやすく書きたいが、スタイル設定などにはいちいち手間をかけたくない』という要望に応えるのが、Markdown記法です。Markdown記法の基本については、過去の記事でも紹介しているので、併せてご覧ください。

覚えてしまえばすごく楽!Markdown記法を使ってみよう | 運用ナビ
https://un4navi.com/prologue/20079/

これ以上ないほどシンプルなのがMarkdownのメリット

文章を構造化できるMarkdownの最大の特徴は、シンプルな記法です。

レイアウトやスタイルを意識しなくていい

文章を書くときに、レイアウトやスタイルの指定も考えながら書くと、『文字サイズは適切か』『インデントは分かりやすいか』『箇条書きのマークは適切か』など、多くのことも考慮しなければなりません。考えることが増えてしまうと、文章表現に集中できなくなってしまいます。
Markdownで記述すれば、単純明快に文章構造を示せるのでレイアウトやスタイルを意識せず、文章を考えることだけにリソースを使えます。
Markdownで記述した文章は他のツールやサービスに取り込むことで、自動的に任意のスタイルに変換したり、自由に設定することが可能です。まったくスタイルと無縁というわけではなく、文章を書く時に過度に意識する必要がなくなるのです。

ルールが単純で、学習コストも低い

そもそも、マークアップ言語としてはHTMLやXMLなどが知られていますが、Markdownはこれらと比較すると覚えることは限られていて、ルールが単純です。限られた知識でも十分に文章構造を示せるため、導入や学習の負担は多くありません。書く側も読む側もストレスなく理解できる単純さは、Markdown記法を使う大きな魅力です。

対応ツールが多く「いつでも」「どこでも」書ける強み

世界共通の記述方法であるMarkdownは、対応しているツールやアプリが多く利便性が非常に高いのも魅力です。デスクトップだけでなく、スマホやタブレットでも簡単に文書を作成できます。Markdown記法対応のエディタも、JoplinやAtom、VSCode、StackEdit​​など多数あります。また、エンジニア向けのエディタに限らなければ、Evernoteやメモ帳などの選択肢も豊富です。テキストを入力するだけなので、大抵のツールは動作が軽くストレスフリーで作業できます。場所や環境を選ばず、自分の好きなツールで思いついたことを文章化できるのもメリットです。

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実は、あのサービスでも使えるMarkdown

Markdown記法には、多くのWebサービスも対応しています。例えば、エンジニア向けコミュニティーサービスのQiitaや、社内WikiのNotePM 、Googleドキュメントなど、いろいろなサービスで使えます。また、ライブラリで拡張すれば、シーケンス図やフローチャートなどUML図形(ダイアグラム)​​を描くことも可能です。今までは、わざわざ専用ソフトウェアを立ち上げて手間をかけていた作業が、Markdownにより簡略化できます。

複数の形式に展開する前にじっくり

資料の骨子をMarkdown記法で書いておけば、必要に応じて別々の形式に展開できます。
例えば、同じプロジェクトで説明資料用のWordファイルとプレゼンテーション用のPowerPointファイルが必要な場合、それぞれのフォーマットに展開する直前までは、Markdown記法のドキュメントで作っておくことが可能です。WordとPowerPointフォーマットは、Windowsの標準機能では相互に変換できないため、ベースとなる部分までをMarkdown記法で作成しておけば、内容にだけ集中して作業できます。レイアウトやスタイルは、それぞれのフォーマットに展開した後で適用すればOK。装飾に惑わされず真に重要な部分にフォーカスを当てることで、最初から個別のアプリケーションでコピー&ペーストを繰り返すより、効率よく作業できます。

とはいえ、Markdown記法を無理に使う必要はない

特別なツールも不要で動作も軽いMarkdown記法ですが、文章や資料の作成方法が確立されている場合は、無理に導入する必要はないかもしれません。
元々、Markdown記法​​では指定できないこともいくつかあり、テキストの左・中央・右寄せや字下げ(インデント)、ルビは指定できません。テキストのカラーや画像のサイズも、目視しながら操作した方が楽です。そのため、いくつかの文字装飾が必要だったり、図表が多い場合はMarkdown記法のメリットは薄いかもしれません。図表番号を自動で挿入したり、ルビが必要で、そのためのテンプレートも整備されているなら、既存の運用を続ける方が効率的です。
Markdown記法はシンプルな記述方法で多くのツールに対応しているため、運用チームとして採用の障壁が低く、メンバーからの同意も得やすいはずです。現時点でこれといったツールやテンプレートの縛りがなかったり、共存できるのであれば、Markdown記法を試験的に使ってみるのもいいでしょう。

Markdown記法の使い勝手と使う場所

Markdown記法は、過度な装飾を排してAIが判断しやすいマシンリーダブルな記述としても、十分価値があります。また、エンジニア系のライトニングトークでは、Markdown記法をベースにした、文字主体のプレゼンテーションを目にすることもあります。気付かなかっただけで、普段から使っているサービスやアプリが実はMarkdown記法に対応していた、というようなことも珍しくありません。
Markdown記法は、簡単に文章を構造化できるのがメリットです。シンプルな記述方法に沿ってテキストを入力するだけで、装飾を反映させることができます。「導入」「決済」が必要なほどの特別なツールやサービスを使わなくても、今すぐに自分で試せるのも魅力です。運用レポートや取引先への資料など、テンプレートやツールがすでにある場合は、無理に使う必要はありませんが、共存できるようなら試さない手はありません。『見た目は派手だが、よくわからない』資料ができてしまうのを避けたり、『そもそもこの定型資料には、こんなに手間を掛けることが必要なのか?』を見直すきっかけにもなります。どの部分にどう使えば、自分だけではなくチーム全体や関係者とやり取りする時に効果的か。できる範囲から試してみる価値は十分あるでしょう。

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