こたつで温まりながら振り返る:キーワードで振り返るシステム運用の現状とは?

こたつで温まりながら振り返る:キーワードで振り返るシステム運用の現状とは?

システム運用の水先案内を目的として、今年の初夏にスタートした「運用ナビ」ですが、おかげさまで、多くの皆さまにご愛読いただいてきました。
年末年始のタイミングで、これまでの記事を振り返ってみます。結局のところ、エンジニアはどんな問題に直面しているのか?システム運用の担当者になった人は、何で苦労しているのか?経営者が気になっていることはどこなのか?記事全体で人気のキーワードは「タグ」を、注目記事は「ランキング」をご覧いただくとして、システム運用の現実を知る重要なキーワードを5つピックアップしました。
休みの間に(ただしサポート担当者を除く)、システム運用に関する概要を俯瞰することで、2020年に向けたヒントになるかもしれません。そろそろシステム運用を任されそうな方も、こっそり今のうちにおさらいを!

1.アウトソーシング

自分の「本業」は、一体、何だろう?ITシステム運用という仕事は、自分が所属する業種や職種から見て、どの程度ウエイトを占めていますか?ノウハウはアップデートできていますか?苦労しなくても、頼れるプロフェッショナルに任せた方が、楽だし安心かもしれません。採用に関わるコストや人件費で、アウトソーシングを検討するのも手です。

システム運用をアウトソース!?コストや効率化だけじゃない真価とは?
https://un4navi.com/efficiency/19047/

高度で複雑なITシステムの運用をプロに任せて、自社の貴重なリソースを本業に集中!コストや効率化に止まらない真のメリットも。

システム運用のコスト削減(1)- コストが掛かる理由はコレ
https://un4navi.com/efficiency/19020/

売上げにならず、コストが掛かるだけだと誤解されがちなシステム運用。コストの最適化ポイントを正しく把握しておきましょう。

システム運用をアウトソーシングする?しない?チェックはココだ!
https://un4navi.com/prologue/19073/

業務や人材など、自社の現状を洗い出して分析するのが、アウトソーシング成功のカギ。目的や目標をはっきり定めましょう。

2.クラウドサービス

ITシステムを自社で抱え込まなくても、クラウドサービスのおかげでいろいろなサービスが、カンタンに、しかもすぐに使えます。ハードウェアを気にせずリモートで管理できるので、人手不足の強い味方。しかし、機能が増えたり変わったり、十分に使いこなしながらの管理や運用は結構大変です。優秀なエンジニアは、さてどうやってハンドリングするか?

管理が面倒なマルチクラウドを、まとめてシステム運用するには?
https://un4navi.com/efficiency/19050/

特長を活かして複数のクラウドサービスを導入すると、システム運用も煩雑に。限られたエンジニアでも、効率的に使える統合型サービスとは?

マルチクラウド時代のSaas、PaaS、IaaSを改めて復習しよう
https://un4navi.com/prologue/19004/

ソフトウェア/プラットフォーム/インフラとして機能する各種のクラウドサービス。特徴や機能を活かす、システム運用のポイントとは?

Azure/GCP/AWSの各クラウドとニーズ:現場のプロに聞いてみた(3)
https://un4navi.com/interview/19065/

人気のクラウドサービスを、影で支えるプロたちがいます。日々の苦労や仕事に取り組む意識など、現場の話をあれこれ語ってもらいました。

こたつで温まりながら振り返る:キーワードで振り返るシステム運用の現状とは?

3.システム運用設計

『後はすべて運用でカバー』にならないためには、システム運用にも設計が非常に重要です。システム開発設計の段階で、システム運用のことまで考えたDevOpsという思想は、中小の組織でも有効。運用エンジニアも、実は開発側にある程度コミットしておくことで、システム運用の負担が減るだけでなく、多面的な視野がキャリアにとってもプラスに働きます。

システム運用だって設計が必須!設計の視点が運用担当者を救う!
https://un4navi.com/prologue/19039/

システムの定義や確認が必要な項目をすべて洗い出し、プロセスを整備しておけば、システム運用全体の手間を減らすことで、最適化できます。

開発と運用が相互協力するDevOps、運用も開発現場に積極参加!
https://un4navi.com/efficiency/19018/

システム開発と運用の距離を近づけ、全体のパフォーマンスを上げるDevOps。単なる理想ではなく、効率的なシステム運用に不可欠です。

人がいない!サーバは増えて複雑だ!だったらシステム運用を自動化!
https://un4navi.com/automation/19002/

24時間365日、休日もアラート対応したり、Excelに転記してメール。そんな非効率なやり方は改善しませんか?ビジネスで生き残る秘策とは?

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4.ひとり情シス

人は増えないし、増えても他の業務を掛け持ちしていて、忙しすぎて十分に手が回らない。実は、なぜ動いているのかよくわからないシステムがあって、薄々ヤバいっとわかっている。将来、AIに仕事を奪われてしまうことを心配するより、今、目の前にある仕事を少しでも減らしたい!…じゃあ結局、どうしたらいいのか?

手作業でもシステム運用ぐらいできる!その認識ミスとリスクとは?
https://un4navi.com/automation/19009/

システムが複雑化し、人材も不足する時代に、未だに手作業のシステム運用で、ストレスを溜めていませんか?体制を見直すなら、今がチャンス!

ロボットを運用現場の味方につけよう!RPAで自動化を検討する理由
https://un4navi.com/automation/19014/

ITシステムの定型業務をロボットで自動化できるRPA。正しく導入・管理すれば、ひとり情シスのエンジニアにとって、強力な武器の一つです。

過酷に思われがちな「ひとり情シス」による運用は、本当に不幸なのか?
https://un4navi.com/efficiency/19013/

人材不足や働き方の変化、他の業務との兼務が不可欠な、ひとり情シスを取り巻く厳しい条件。しかし、業務を楽にできるサービスを導入したら?

5.ITIL

サービスの運用や管理の事例集であるITIL(アイティル)。システム運用を統合的に理解するには不可欠なノウハウなので、新しい年のスタートに全体のおさらいもオススメ。ちなみに、ITILと直接は関係しませんが、毎年春と秋に開催されるIT資格試験の一部は、年明けすぐから受け付けが始まるので、チャレンジしてみるのもアリ。

サービス運用や管理の事例集 ITILについて知ろう:ITILの基本(1)
https://un4navi.com/management/19007/

組織の規模に関係なく、サービスの現場で使われる優れたフレームワーク。ITシステム運用の現場こそ、積極的に導入してみましょう!

障害ではないインシデントとは!?インシデント管理:ITILの基本(4)
https://un4navi.com/prologue/19010/

インシデントと障害の違いとは?用語の確認は業務の基本。両者の違いを正確に把握し、適切に切り分けて、スムーズに処理しましょう。

サービスデスクはヒントに溢れる顧客接点の最前線!:ITILの基本(8)
https://un4navi.com/prologue/19006/

ユーザと直接やり取りするサービスデスク(ヘルプデスク)は、システム運用と改善のヒントが満載。開発へのフィードバックにも重要です。

2020年も続くシステム運用の旅

さて、2019年の「運用ナビ」の記事は、これが最後の配信です。
このサイトが、ひとり情シスで大変なエンジニアや、人材育成が課題のマネージャ、人手不足で悩む経営者の皆さんなどに、少しでもお役に立てたなら本当に嬉しい限りです。ご愛読、本当にありがとうございました。
2020年もシステム運用の旅はまだまだ続いていきます。年明けは早速、アウトソーシングをテーマにした、こたつのように適度にホットな記事をお届けする予定です。
今後とも「運用ナビ」をどうぞよろしくお願いいたします。皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。

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